東急不動産だまし売り裁判
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東急不動産だまし売り裁判の陳述書

原告陳述書は怒りと悲しみに突き上げられるまま、その感情を文字にして叩きつけた文章ではない。原告は自分を喪失してはいなかった。泣き、喚き、叫びながらも、どこか淡々として東急リバブル東急不動産に怒る自分を客観的に観ている部分があった。それこそが作家となるべき者に特有の目線であった。陳述書を書くことで原告は、ヤル気満々で力に満ちた感じ、タフな自分を取り戻していった。
書き終えた時、陳述書は48ページになっていた。東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りという世界で一番悪辣な商売の実態を細密な筆致で描きあげていた。陳述書の出来栄えに原告は心から満足した。一晩空けて陳述書を読み返したが、恥ずかしくて仕方がないという文章ではなかった。それどころか、本当に自分が書いたのかと不思議に思うほど、とてもよく書けていた。二度目の読み返しで裁判所に提出する価値のある陳述書であると確信した。
原告陳述書を読む東急不動産担当者が肩をいからせ、眉を吊り上げる姿が目に見えるようである。それどころか、担当者以外の東急不動産従業員が薄笑いを堪えている様子も見えてくる。消費者からの苦情を放置するだけの偽りの担当者・大島聡仁も含めた担当者の言動が彼ら自身を追い詰めている事実は何人も否定できないからである。
隣地所有者陳述書は手書きであった。流れるような書体は見るからに気品が漂っていた。画と画の間が悦妙に離れ、筆の力の入れ具合と抜き具合が見事に調和していた。筆の打ち込みや止めには豪放さが感じられ、力強い直線と柔らかい曲線が一体となった字である。その書体は見る人の心を奪わずにはおかなかった。
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